防災授業
今回のフィリピン活動では、マニラ近郊のマリキナの2つの小学校とレイテ島の2つの小学校で防災授業を行いました。
マニラ近郊マリキナではWASENDメンバーを2つのグループに分け、それぞれ授業を行いました。こちらでは「地震が発生したときに何をすればいいのか」ということにフォーカスして授業を行いました。
途中でクイズや身体を動かすパートも入れながら授業をしました。現地の子どもたちには日本から来た我々を快く歓迎していただき、活気あふれる授業を行うことができました。
一方、レイテ島では海に近いことを考慮して津波や台風に関する防災に焦点を当てて授業をおこないました。こちらでも2校の方々に非常に温かく迎え入れていただき、WASENDメンバーも楽しく授業を行うことができました。
一つの小学校では私たちの授業に対するお礼として現地の先生方のダンスや子どもたちによる歌を歌っていただきました。現地の方々から感謝されていることを実感でき、大変うれしい瞬間でした。
防災授業活動も私たちのつたない英語でたったの4校に授業ができるだけですが、一人でも多くの人に災害の怖さが伝わり、少しでも被害を減らすことができるようこれからも活動を続けていきます。
フィリピン大学訪問
WASENDは今回、フィリピン大学を訪れる機会に恵まれ現地の土木工学学生の方と交流をしました。
WASENDのメンバーは全員、早稲田大学社会環境工学科に所属しているため交流会としてフィリピン大学の土木工学科(University of the Philippines-College of Engineering Institute of Civil Engineering) を訪問しました。
私たちはWASENDの活動内容や日本の災害とその対策についてプレゼンを実施しました。それに対してフィリピン大学の学生の方からはフィリピン大学では防災に関してどのような研究をしているのかについてプレゼンをしていただきました。
フィリピン大学でも私たちと同じような研究を行っていることがわかり、大変参考になるお話を聞くことができました。またフィリピン大学の学生の方からもWASENDの活動に興味を持っていただき、新たな活動のアイデアを話すなど大変貴重な機会となりました。
様々な方との交流
現地では様々な方との交流も行いました。
ロータリークラブの方々との食事会
マニラでは現地のロータリークラブの方々と食事会を行いました。ご縁があってWASENDが活動でフィリピンに行くたびに食事会をしています。
現地のほとんど同じ年代の方々と交流を行うことで現地での生活やどんなことをしているのかについて知ることができて、素晴らしい時間を共有することができました。
また、そこでは「バロット」と呼ばれるフィリピンの名物フードをいただく機会に恵まれました。「バロット」は孵化する直前のアヒルの卵を使ったゆで卵です。つまり、ゆで卵の中身が血管や嘴の形がわかるくらいに成長した雛になっています。味としては普通の卵に比べて濃厚で、少し鶏肉のような感じもあり、レバーのような感じもあり。フィリピンでは普通に食べられているようですが、衝撃の見た目に食べるメンバーや食べられないメンバーがいたりと楽しい時間を過ごすことができました。
清水建設さんの工事現場見学
現在マニラでは地下鉄工事が進んでいます。フィリピンでは初の地下鉄事業ということで日本の企業も協力をしていて、今回は清水建設さんが行っている工事現場の見学をさせていただきました。
そこの工事現場では我々の先輩である早稲田土木工学科(現 社会環境工学科)出身の方が働いており、その方から説明を受けました。日本の技術が海外に輸出されていることを実感でき、また海外で技術者として働くということはどのようなことなのかを知れる貴重な時間を過ごすことができました。
ご協力ありがとうございました
今回の防災授業を中心とするフィリピンでの活動は様々な方の協力があってこそ成功させることができました。計画段階より全面的にご協力いただいた
特定非営利活動法人国境なき技師団 の方、マニラでの活動の際にご協力いただいたリオフィルの方ありがとうございました。
また現地でお会いした様々な方に感謝いたします。
※WASENDは特定非営利活動法人 国境なき技師団 の協力のもと活動しております。