絵本製作 〜学生が作る防災シリーズ〜
WASENDでは「国境なき技師団」と協力して防災絵本を作る活動を行っています。災害被災地における実話をもとにしたストーリーで小学生でも災害の怖さについて分かるような内容になっています。
第1弾 『よしはま おきらい物語』
この物語の舞台は岩手県大船渡市です。東日本大震災の時に、津波から日頃の避難訓練で子供達が助かったという実話を絵本にしました。
圧倒的リアリティ
WASENDでは実際に東日本大震災で被災した岩手県大船渡市に足を運びました。そこで感じ取った空気、実際に被災した小学校、そして被災した方の生の声をそのまま絵本に反映させました。
海外にも伝えたい
東日本大震災の教訓は必ず海外でも活きるはず。
海外でも活動しているWASENDが活動の度に感じていることです。日本以外の国にももちろん津波はやってきます。そのような思いから文章は全編、日本語と英語で書かれています。海外で活動した際にも配布し、少しでも多くの方に教訓が届くような内容になっています。
第2弾『I'm not alone ぼくはひとりじゃない 』
この物語の舞台はインドネシア・スマトラです。そこでは2004年に大規模な津波災害が発生しました。私たちはその津波災害について調べ、その時の実話を絵本にしました。
絵本を作りにインドネシアへ
私たちは第2弾の絵本製作を海外で行うことを決意しました。しかし海外の話を基に物語を作ることは想像以上に困難でした。
取材を行う相手とは文化も違い、もちろん言語も違います。取材も英語で行い、中々思うように進みませんでした。
しかしWASENDのメンバーで協力し何とか作り上げた大作です。
そして私たちWASENDにとっても素晴らしい勉強の機会となりました。
もっと多くの人に届けたい
WASENDでは防災授業や学校祭の機会にこの絵本を主に小学生くらいの方をメインにお配りしています。ただ大人の方にも刺さるような内容に仕上がっているのでこれからの活動を通して多くの方に絵本を届けていきます。
第3弾:Coming Soon...
現在、WASENDでは第三弾の防災絵本の作成を行っています。
2019年に長野県千曲川で豪雨災害が発生しました。甚大な被害が出た災害であり、多くの方はいまだに記憶に新しいのではないでしょうか。
WASENDではこれ以上豪雨災害によって被害を出したくないという思いのもと、長野県を訪れ取材をしました。
また2023年4月には画家でイラストレーターの山中桃子さんと対談する機会を得ることができました。プロの視点からどのようなことに気を付けて、何を考え名がら制作しているのかを実際に伺うことのできる貴重な経験となりました。
ただいま取材をもとに絵本を制作しています。
少しでも早く皆様にお届けしたくうずうずしております。
協力
特定非営利活動法人 国境なき技師団 の協力のもと活動しております。
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