2022年9月13日から14日にかけて、WASENDは宮城県で活動を行いました。
防災授業や震災遺構見学など、短い時間ではありましたが、今まで学んだことを伝え、また深く考える事の出来た、充実した時間を過ごすことができました。
防災授業では、東松島市立赤井南小学校に伺い、2日間に分けて授業をさせていただきました。
1日目の5,6年生への授業では、主に内陸型地震と液状化現象について伝えました。資料での説明の後、液状化現象を実験で再現しました。実験では、乾いているように見えた地面から、震動によって水が噴き出してくる様子を見て、児童のみなさんが驚いている様子が印象的でした。
2日目の1~4年生への授業では、火災時のバケツリレーをイメージし、身体を動かしてもらいました。私たちWASENDとしても新たな取り組みであり、児童のみなさんの新鮮な反応もみられ、楽しみながら学ぶことができました!
震災遺構としては、初めに石巻市震災遺構 門脇小学校を見学しました。実際に津波とそれに伴う火災を受けた校舎を見学したり、展示室内の資料を見たりして、実際にこの場で地震や津波の被害があり、その中での人々の様子の一端を感じることができました。
その後には、石巻南浜津波復興祈念公園に向かいました。広い公園でありながら、その一帯が震災以前は多くの人が住む住宅地であったということであったため、その事実に衝撃を受けました。
2日目には、東松島市震災復興伝承館を見学しました。JR仙石線の野蒜駅舎であった建物が展示室として利用されており、震災当時に津波の被害を受けたことを実感として目の当たりにしました。ぼろぼろになった駅のホームや券売機を見たことで、津波の威力をありのままに感じました。
今回の活動を通し、東松島市立赤井南小学校のみなさんに防災について考えていただくことはもちろんの事、震災遺構の見学も通じて、私たち自身も防災について向き合い、深く考えるきっかけとなりました。
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。